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path: root/japanese/security/2011/dsa-2305.wml
blob: a153c3684f52bdffb7cf7061cf3feab4ec1a5f2c (plain) (blame)
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#use wml::debian::translation-check translation="b128ca5f062ffd92dfde8a7b5888d4e87ec075f2"
<define-tag description>サービス拒否攻撃</define-tag>
<define-tag moreinfo>

<p>
セキュリティに優れ、軽量で効率的な FTP サーバ vsftpd に影響する二つのセキュリティ欠陥
が発見されました。
</p>

<ul>
<li><a href="https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2011-2189">CVE-2011-2189</a>
<p>
Linux カーネルの 2.6.35 以前では、ネットワーク名前空間の作成より
解放が大幅に遅いことが発見されました。この問題と、vsftpd がこの機
能を接続のネットワーク分離を提供するためのセキュリティ機能拡張と
して使っているため、カーネルでのメモリの過剰消費を招くサービス拒
否攻撃を起こすことが可能です。これは技術的には vsftpd というより
はカーネルの問題ですが、この振る舞いには妥当な理由もあり、この問
題に対処したカーネルパッチをバックポートすることは影響が大きすぎ
ると判断されました。また、ローカルの攻撃者からこの機能を悪用する
には CAP_SYS_ADMIN 権限が必要です。このことを総合して、修正として
vsftpd 側でカーネルのバージョンチェックを行い、3.6.35 以前のカー
ネルではこの機能を無効化するようにしました。
</p></li>

<li><a href="https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2011-0762">CVE-2011-0762</a>
<p>
Maksymilian Arciemowicz さんにより、vsftpd が STAT コマンド処理で
ある種の glob 表記の扱いを誤っていることが発見されました。この欠
陥により、リモートの認証済みのユーザが細工した STAT コマンドを用
いて、サービス拒否攻撃 (CPU の過度の使用とプロセステーブル使い尽
くし) を実行可能です。
</p></li>
</ul>

<p>
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (lenny) では、この問題は
バージョン 2.0.7-1+lenny1 で修正されています。
</p>

<p>
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー
ジョン 2.3.2-3+squeeze2 で修正されています。なお 
<a href="https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2011-2189">CVE-2011-2189</a>
 はlenny 収録の版には影響がありません。
</p>

<p>
テスト版 (testing) ディストリビューション (wheezy) では、この問題は近
く修正予定です。
</p>

<p>
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバー
ジョン 2.3.4-1 で修正されています。
</p>

<p>
直ぐに vsftpd パッケージをアップグレードすることを勧めます。
</p>
</define-tag>

# do not modify the following line
#include "$(ENGLISHDIR)/security/2011/dsa-2305.data"
# $Id$

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